意外に知らないサウナの正しい入り方

乾式サウナの特徴

 

 

前述の通り、サウナの種類には乾式と湿式があります。スーパー銭湯などでも一般的に多いのは乾式タイプの方で、乾式の室温は80~100℃という高温になっています。しかし室内が乾燥しているために火傷にはなりません。(但し、金属性の装身具を身につけているとそこだけが熱くなって危険です)

 

火傷はしませんが、一般的な乾式サウナは特に初めての人には大変熱く感じるので、あまり長い時間入っていることはできないでしょう。最近では遠赤外線式のものも多くなっており、こちらの温度は45~60℃なので、身体にとって汗を出す適度な温度で、身体の弱い人でも利用できるのが特徴となっています。

 

遠赤外線というのは太陽光線の一種です。太陽光線には、その波長の長さによってそれぞれの呼び方があり、波長が短いものからγ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波という順番になりますが、この中で温熱作用がある赤外線は波長によって更に「近、中間、遠、超遠」という4つに分類されています。

 

これらはその波長によって性質が変化し、波長の短い近赤外線ですと灼熱感があるのに透過性があまりなく、超遠赤外線は透過性がある分だけ温熱作用が弱くなります。遠赤外線はその点作用としてのバランスに優れていて、サウナには最適となっているわけです。

 

遠赤外線式サウナは赤外線放射線を透過させて、筋肉や身体の内部にまで浸透することで疲労を取り除くといわれています。又、皮膚の毛穴を開く効果があり、赤外線サウナで多量の汗をかくことで、より高い新陳代謝が促され、古くから身体に溜まった有害な成分要素や金属、脂肪が流れ出ます。

 

いずれにしても無理に長時間入るのは危険です。正しい入り方は後述しますが、以外に知らない人が多いかもしれませんね。